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投稿日:2025年8月22日

【物流豆知識】幹線輸送と地場輸送の違い|それぞれのメリット・デメリット

福岡県北九州市を拠点に食品運送や冷凍輸送を手がける株式会社マルセコーポレーションです。創業以来50年以上にわたり、幹線輸送と地場輸送の両方に対応し、お客様のニーズに合わせた最適な物流サービスを提供しています。
 

物流業界では「幹線輸送」と「地場輸送」という2つの輸送形態が重要な役割を果たしていますが、それぞれの特徴や違いを正しく理解できていますか。運送サービスを利用する際、どちらを選択するかによって配送時間やコストが大きく変わるため、適切な選択が必要です。
 
本記事では、幹線輸送と地場輸送の基本的な定義から、それぞれのメリット・デメリット、活用シーンまで詳しく解説いたします。福岡県北九州市エリアでの運送サービス選択の参考にしてください。
 

 

幹線輸送とは?基本概念と特徴

 
幹線輸送は現代物流の根幹を支える輸送形態で、効率的な物流ネットワークの構築に欠かせない存在です。大量の貨物を長距離にわたって効率的に運ぶ仕組みとして、日本の物流業界において重要な役割を担っています。
 

●幹線輸送の定義と距離範囲

幹線輸送とは、ある地点に集めた大量の荷物を大型トラックやトレーラーなどを使用して別の拠点まで一気に輸送する方法です。国土交通省の資料によると、トラック輸送のみの場合は300km程度の範囲から幹線輸送として位置づけられ、500km以上の長距離では船舶や鉄道を活用したモーダルシフトが採用されることもあります。
 
具体的な距離感として、福岡県北九州市から関東・中部・関西エリアへの配送が幹線輸送の典型例となります。これらの主要都市間を結ぶ輸送路は「物流の大動脈」と呼ばれ、日本の経済活動を支える重要なインフラとして機能しています。
 

●幹線輸送の運行形態と特徴

幹線輸送では、効率性を最大化するため以下のような運行形態を採用しています。一箇所に大量の荷物を集約し、大型車両での一括輸送により時間とコストの削減を実現します。また、高速道路などの幹線道路を主要ルートとして活用し、配送時間の短縮と安定性を確保しています。
 
近年注目されているスイッチ輸送も幹線輸送の効率化手法の一つです。集荷エリアと納品エリアの運行途中に中継拠点を設け、中継拠点でドライバーが交代して輸送を行うことで、一人あたりのドライバーの労働時間を削減しつつ効率的な幹線輸送を実現しています。
 

地場輸送とは?範囲と業務内容

 
地場輸送は地域密着型の輸送サービスとして、迅速で柔軟な配送を可能にする重要な物流形態です。短距離での効率的な輸送により、地域経済の活性化と日常生活の利便性向上に貢献しています。
 

●地場輸送の定義と対応範囲

地場輸送とは、日帰りで往復できる短距離間での輸送サービスを指します。輸送範囲は一般的に50km~260km圏内とされ、福岡県北九州市の場合、福岡圏内での配送が地場輸送の主な対象となります。
 
幹線輸送と異なり、必ずしも大量の荷物を運ぶ必要がないため、小型トラックから中型トラックまで、荷物の量や性質に応じて適切な車両を選択できる柔軟性があります。特に冷凍食品や鮮魚などの温度管理が重要な商品の配送では、短距離での迅速な輸送が品質保持に大きく貢献します。
 

●地場輸送の種類と業務形態

地場輸送は業務形態により大きく3つの種類に分類されます。定期便は毎日決められた時間・ルート・配達先に荷物を輸送する形態で、朝積みと夕積み(夜積み)に分けられます。フリー便は特定の荷主が決まっておらず、多種多様な荷主の配送を担当する形態です。
 
また、食品配送では小売店への定期配送や冷凍倉庫間の横持ち業務など、地域の商流に密着したサービスが中心となります。これらの業務は地域経済の円滑な循環に欠かせない役割を果たしています。
 

 

幹線輸送と地場輸送の詳細比較

 
幹線輸送と地場輸送にはそれぞれ明確な特徴があり、適用場面や効果が大きく異なります。正しい理解により、最適な輸送方法の選択が可能になります。
 

●それぞれのメリット・デメリット

項目
幹線輸送
地場輸送
メリット
・大量輸送によるコスト削減
・時間効率の向上
・ドライバー不足への対応
・迅速な配送対応
・柔軟なルート設定
・日帰り業務による働きやすさ
デメリット
・ドライバーの拘束時間増加
・積み残しリスク
・配送日時の制約
・長距離輸送には不向き
・小ロット配送の効率性課題
・複数回配送によるコスト増

参照:国土交通省 自動車輸送統計
 
幹線輸送の最大のメリットは、大量の荷物を一度に運ぶことで実現するコスト効率の向上です。複数回に分けて運ぶ場合と比較して、輸送量あたりの総輸送時間が削減でき、燃料費や人件費の節約につながります。一方で、国土交通省の調査によると500km超の幹線輸送における1運行あたりの平均拘束時間は約21時間と長く、ドライバーの負担が課題となっています。
 
地場輸送は日帰り業務が基本のため、ドライバーのワークライフバランスが保ちやすく、地域に密着した安定した働き方が可能です。また、短距離配送により鮮度が重要な食品などの品質保持に優れています。
 

●コスト面での比較ポイント

輸送コストの観点では、荷物の量と距離により最適解が変わります。大量の荷物を長距離輸送する場合、幹線輸送の方が1個あたりの輸送コストを大幅に抑制できます。実際に、宅配便が数百円から千数百円程度の料金で全国配送を実現できるのは、幹線輸送による効率化の恩恵です。
 
一方、少量多頻度配送や緊急配送では、地場輸送の柔軟性とスピードが重要となります。特に食品業界では、新鮮さを保つための迅速な配送が付加価値となり、多少のコスト増加を上回るメリットを提供します。
 

重要ポイント
2024年4月から施行された働き方改革により、ドライバーの1日あたりの拘束時間は原則13時間未満に規制されています。これにより、長距離の幹線輸送では中継輸送やモーダルシフトの活用が重要な課題となっています。福岡県北九州市のような地理的優位性を持つ拠点では、九州全域をカバーする地場輸送と全国ネットワークへの幹線輸送の両方を効率的に組み合わせることが競争力向上のカギとなります。

 

適切な輸送方法の選択指針

 
最適な輸送方法の選択には、荷物の特性、配送先、緊急度、コスト要件など複数の要素を総合的に判断する必要があります。特に食品関連の輸送では、品質保持と効率性のバランスが重要となります。
 

幹線輸送が適している場面

荷物量:大量配送(トラック1台分以上)

配送距離:300km以上の長距離

配送先:関東・中部・関西など主要都市

緊急度:計画的配送(1-2日程度の余裕)

商品特性:冷凍食品、保存の利く商品

地場輸送が適している場面

荷物量:小口~中ロット配送

配送距離:福岡県内(50-260km圏内)

配送先:小売店、レストラン、個人宅

緊急度:当日~翌日配送

商品特性:生鮮食品、冷蔵商品

参照:SBフレームワークス 幹線輸送解説
 
福岡県北九州市の地理的特性を活かした運送サービスでは、九州各県への地場輸送ネットワークと本州主要都市への幹線輸送ネットワークを効果的に組み合わせることが可能です。この地域特性により、お客様のニーズに応じて最適な輸送方法を提案し、コスト効率と配送品質の両立を実現しています。
 
また、冷凍機付き車両を活用した温度管理輸送では、短距離の地場輸送で品質を保持しながら、長距離の幹線輸送で全国展開を支援する総合的なサービス提供が重要となります。
 

まとめ

 
幹線輸送と地場輸送は、それぞれ異なる特徴と強みを持つ重要な輸送形態です。幹線輸送は大量長距離輸送でのコスト効率に優れ、地場輸送は地域密着型の迅速な配送に適しています。
 
福岡県北九州市のような地理的優位性を持つ地域では、両方の輸送形態を適切に組み合わせることで、お客様の多様なニーズに応えることが可能です。食品運送や冷凍輸送においては、商品の特性と配送要件を正しく理解し、最適な輸送方法を選択することが品質保持とコスト削減の両立につながります。
 
運送サービスをご検討の際は、荷物の量、配送距離、緊急度、商品特性を総合的に判断し、信頼できる運送会社と相談しながら最適なソリューションを見つけることが重要です。
 

マルセグループ
株式会社丸勢運輸
〒802-0031
福岡県北九州市小倉北区赤坂海岸2番5号
TEL:093-511-1235

株式会社マルセコーポレーション
〒802-0031
福岡県北九州市小倉北区赤坂海岸2番5号
TEL:093-533-8887

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